今まで雨漏りしなかったのに、ゲリラ豪雨で初めて漏れた。その原因と、放置してはいけない理由
「今まで一度も雨漏りしたことがないのに、今年のゲリラ豪雨で初めて天井にシミが出た」。8月に入ってから、江東区をはじめ東京都内や埼玉県、千葉県などから、こうしたご相談が増えています。家が急に壊れたわけではありません。今まで来なかった種類の雨が来ただけです。
この記事では、初めて雨漏りした家で何が起きているのか、現場で多い2つの原因と、放置してはいけない理由を解説します。
「今まで一度も雨漏りしたことがないのに、今年のゲリラ豪雨で初めて天井にシミが出た」。8月に入ってから、江東区をはじめ東京都内や埼玉県、千葉県などから、こうしたご相談が増えています。
8月に入り、東京をはじめ関東各地で、短時間に激しい雨と強い風を伴うゲリラ雷雨が発生しています。それに合わせて、雨漏り24(株式会社心聖建設)にも「築年数は経っているけれど、雨漏りは今まで一度もなかった」「先日の豪雨で初めて天井にシミが出た」というご相談が相次いでいます。
こうした雨漏りでは、これまで問題が表面化していなかった建物の弱点が、強い風雨をきっかけに現れた可能性があります。この記事では、初めて雨漏りした家で何が起きているのか、現場でよく見られる代表的な2つのパターンと、放置してはいけない理由を解説します。

今まで漏れなかった家が、なぜ今年になって漏れたのか
一般的な雨は上から下へ降ります。屋根や外壁は、そうした雨を建物の外へ受け流すように作られています。
ところが、短時間に大量の雨が降り、さらに強い風が加わると状況が変わります。普段は雨が当たりにくい場所に横方向から雨水が吹き付けたり、雨どいや排水口の処理能力を超える量の水が一気に流れ込んだりすることがあります。
その結果、それまで問題が表面化していなかった小さな隙間や劣化部分から雨水が入り、初めて室内に症状が現れることがあります。現場でよく見られる代表的な原因は、次の2つです。
原因1
強い風で、横や下から雨が吹き込む
風を伴う雨は、横方向から建物に吹き付けたり、場所によっては下から吹き上げるように当たったりします。すると、普段の雨では水が入りにくい部分まで雨水が届くことがあります。具体的には次のような部位です。
- ✓窓(サッシ)の上端や枠まわりのシーリングの切れ目
- ✓外壁のひび割れや、外壁と屋根・ベランダの取り合い部分
- ✓軒裏(軒天井)や換気口など、風向きによって雨が入り込む可能性のある部分
- ✓屋根材の重なりや棟板金まわりの隙間


スレートの下のルーフィングの状態が分かれ目
スレート屋根は、表面の屋根材だけで雨水を完全に防いでいるわけではありません。その下には「ルーフィング(防水紙)」が施工されており、屋根材の隙間から入った雨水を建物内部へ通さないための二次防水として重要な役割を担っています。
そのため、強い風雨でスレートの重なり部分から雨水が入ったとしても、ルーフィングが健全であれば、すぐに室内の雨漏りにつながるとは限りません。一方で、築年数の経過などによってルーフィングが劣化・破損している場合は、屋根材の下へ入り込んだ雨水を防ぎきれず、雨漏りにつながる可能性があります。
つまり「強い風でスレートの下に雨が入ったこと」だけでなく、その下のルーフィングの状態も、室内まで雨漏りするかどうかを左右する重要なポイントです。普段の雨では症状が出なかった家でも、雨量や風向き、風の強さ、そして防水層の劣化状態などの条件が重なったときに初めて雨漏りが表面化することがあります。
原因2
雨量が、排水の能力を超える
雨どい、ベランダの排水口(ドレン)、屋根の谷、屋上やバルコニーなどでは、雨水を建物の外へ排出しています。しかし短時間に大量の雨が集中したり、排水口に落ち葉や泥などが詰まっていたりすると、排水が追いつかなくなることがあります。
その結果、水位が上がったり雨水があふれたりして、本来は水が回りにくい部分へ浸入することがあります。
- ✓排水口に落ち葉や砂が溜まり、ベランダに水が溜まる
- ✓雨どいからあふれた水が外壁を伝い、劣化部分や隙間から入り込む
- ✓屋上や陸屋根などで排水が追いつかず、水が溜まって防水層の弱点などから浸入する


ここまでのポイント
初めての雨漏りでは、強い風による吹き込みや大量の雨による排水不良などをきっかけに、これまで表面化していなかった建物の弱点から雨水が入り込んでいる可能性があります。屋根の場合は、表面の屋根材だけでなく、その下にあるルーフィング(防水紙)の劣化状態も重要です。一度症状が出た場合は、シミが乾いたあとも雨水の浸入口や防水層の傷みが残っていないか確認することが大切です。
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「一回だけだから様子見」が危ない理由
豪雨のあと数日晴れが続くと、天井のシミが乾いて目立たなくなることがあります。そのため「今回だけだろう」と考えてしまいがちです。
しかし、同じような雨量や風向きなどの条件が重なった場合、再び同じ経路から雨水が入り込む可能性があります。一度雨漏りが起きたということは、雨水が室内まで到達する経路が存在している可能性があるためです。
また、室内で確認できる天井のシミだけでは、雨水がどこまで回っているか判断できません。天井裏の木材や断熱材などが濡れている場合もあるため、繰り返し雨水が入ると建物内部の傷みにつながる可能性があります。
| 雨漏り直後 | 天井にシミや水滴が現れる。晴天が続くと表面が乾き、症状が目立たなくなることもある |
|---|---|
| 雨漏りを繰り返すと | 同じ経路から繰り返し水が入り、天井材や下地、断熱材などが湿った状態になる可能性がある |
| 長期間放置すると | 漏水の状態によっては、カビや木材の腐朽、天井材の傷みなどにつながり、補修範囲が広がることがある |
初めて雨漏りしたとき、自分でできること・やってはいけないこと
調査を依頼する前に、次のことを記録しておくと原因を調べる際の手がかりになります。
- 1漏れた日時と、そのときの雨の強さや風の状況をメモしておく
- 2シミや水滴が出た場所を、乾く前に写真や動画で残す
- 3安全に確認できる範囲で、ベランダの排水口などに落ち葉や泥が溜まっていないか確認する
- 4室内では、水滴を受ける容器やタオルを置き、濡れる可能性のある家具や家電を移動させる
⚠ 次の行動は避けてください
- ×屋根に上って確認する
濡れた屋根や高所での作業は転落の危険があります。ご自身で屋根に上って確認するのは避けてください。 - ×怪しい場所を自己判断でコーキングする
雨水の浸入口と室内に現れる場所は離れていることがあります。場所によっては本来必要な排水経路に影響する可能性もあるため、原因を確認せずに塞ぐのはおすすめできません。 - ×天井のシミだけを塗り直す
室内のシミを塗装しても、雨水の浸入口が残っていれば根本的な解決にはなりません。まず原因を確認することが大切です。
「大雨のときだけ漏れる」原因は、晴れた日の目視だけでは見つかりにくい
雨漏り調査の難しいところは、調査に伺う日は雨が止み、建物の表面が乾いていることが多い点です。目視だけでは雨水の浸入口を特定できないケースもあります。
雨漏り24では、建物の状態を目視で確認したうえで、必要に応じてサーモグラフィーや散水調査などを組み合わせて原因を調べます。
サーモグラフィーは水分そのものを直接映し出すものではありませんが、建物表面の温度差を確認することで、雨水が回っている可能性のある範囲を調べる手がかりになります。さらに必要に応じて散水調査を行い、実際の雨に近い状況を再現しながら浸入口を絞り込みます。
雨漏りは「どこから水が入ったのか」によって必要な修理が変わります。そのため、症状が出ている場所だけを塞ぐのではなく、原因を確認してから修理内容を決めることが重要です。

雨漏り24は江東区を拠点に、東京都をはじめ千葉・埼玉・神奈川の雨漏り調査・修理に対応しています。初めての雨漏りで「どこに相談すればいいか分からない」という段階でも、まずは現在の症状をご相談ください。
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よくある質問
Q. 大雨のときだけ雨漏りするのは、放っておいても大丈夫ですか?
一度でも雨漏りが確認された場合は、そのまま放置することはおすすめできません。「大雨のときだけ漏れる」という場合でも、特定の雨量や風向きなどの条件が重なったときに雨水が入り込む経路が存在している可能性があります。シミが乾いて消えても、原因までなくなったとは限らないため、一度状態を確認しておくと安心です。
Q. 築年数が浅い家でも、ゲリラ豪雨で雨漏りすることはありますか?
あります。雨漏りは築年数だけで決まるものではありません。サッシまわりのシーリングや外壁・屋根の取り合い部分、ベランダの排水状態など、建物の施工状態や納まり、雨の当たり方などによっては、築年数が浅い建物でも強い風雨をきっかけに症状が出ることがあります。
Q. スレート屋根の隙間から雨が入ったら、必ず雨漏りしますか?
必ず雨漏りするわけではありません。スレート屋根の下にはルーフィング(防水紙)が施工されており、屋根材の下に入り込んだ雨水を建物内部へ通さない役割があります。ただし、ルーフィングが経年劣化や破損などによって防水性能を十分に発揮できない状態では、屋根材の下に入った雨水が室内の雨漏りにつながる可能性があります。
Q. 調査だけお願いすることはできますか?費用はかかりますか?
調査だけのご相談も可能です。雨漏り24では雨漏り診断・お見積りを無料で行い、調査結果をもとに原因や必要と考えられる修理内容をご説明します。工事を行うかどうかは、内容をご確認いただいたうえでお客様にご判断いただきます。
また、修理後の保証については対象となる工事や適用条件があります。詳しい内容は調査・お見積りの際にご説明します。
まとめ|初めての雨漏りは、建物からのサイン
これまで雨漏りしたことがない家でも、短時間の激しい雨や強風などをきっかけに、初めて症状が現れることがあります。
屋根からの雨漏りでは、表面の屋根材だけでなく、その下にあるルーフィング(防水紙)の状態も重要です。強い風雨で屋根材の下に雨水が入り、さらにルーフィングに劣化や破損があることで、初めて室内まで症状が現れるケースもあります。
大切なのは「今回だけだった」と判断するのではなく、どこから雨水が入り、なぜ今回の雨で症状が出たのかを確認することです。
天井のシミや水滴に気づいたら、まず写真を残し、雨が降った日時や状況も記録しておいてください。それだけでも、その後の原因調査の大切な手がかりになります。
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